poem & essay
Le sang des poetes
⇒ 完成のような未完のような詩編ですが、宜しければ御覧下さい!

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マジック・タイム

バラ窓のゴシック

ビザンティン・モザイク

タルホチック・コンカカオ

白 夜

チャツランガ遊戯

毛生え薬売り男ゴルゴンゾーラ

人魚と黒騎士

銀水引

受胎告知


ひょうたんお化けとガリガリ博士
Le sang des poetes 
・・・・・・・・michihico SATO
 ねじりはちまき


えらいさんたちは ええなぁ
この大震災で死にそうな人たちがまだぎょうさんおるのに
らいねんどの土木や建設につかうお金のことを そうだんしとる

えらいさんたちは あかい椅子が好きだから
とりもちにくっついたモズみたいにうごけへん
そんなことしとるばあいか

ぼくたち一年生だって教室で毎日そうだんしとる
「ヘリコプターでもなんでも飛ばして、
そらからたべものでも、くすりでも、もうふでも、
こまっている人たちにわたしてあげたいな」と考えとるぞ

えらいさんたちは ええつやしとるタコのあたまに
ねじりはちまきギュッ ギュッとむすんで
もっと働けるんとちがうか のう がんばれや
       
 夢まぼろしの駅に雨はふる


夢のぎんが鉄道がとことこ走っとった
ちいこい駅のちいこい町は
おじいちゃんやおばあちゃんのあったかな心臓でがんした
やさしいおかあちゃんが歌うこもりうたでがんした
ゆうきあるおとうちゃんのきもっ玉でがんした

それを大つなみがみんな喰いちらかしてしもうて
ひょうたんお化けみたいのんがあばれとる

ちいこい駅のちいこい町はなくなってしもうたが
おじいちゃんやおばあちゃんは・・・
おかあちゃんやおとうちゃんは・・・
ともだちやこいぬは・・・
ぬくとう抱きあってねてるだろうか

ああ つめたい雨がふってきた
ふくのなかまでぬれてきた
美しい日本がもうなくなってしまいそうやな
ぼくはかなしゅうてしょうがない
       
 ウンコ


「うそつきはドロボーのはじまりだよ」って
えらい人から教えられました

えらい人は みんなウンコです
      
 金皮まんじゅう


ととさん 
ととさん
なあ ととさん

サタンの爪になにもろた
金皮まんじゅう
毒まんじゅう
たんと
たんと
もろうたか

わたしはいらぬぞ
かかさんと
花みて
鳥みて
うたおうか
      
 沈黙は修羅


沈黙は
金だって

いいえ
沈黙は
修羅です     
 黒い爪の手


その村の
鳥がおちて

その村の
花がおちて

その男の
手は震えた



その町の
土がよごれ

その町の
海がよごれ

その男の
手は震えた



とりつくろって
とりつくろって

とりつくろって
とりつくろっているうちに

その男の
手の震えはとまった



  雨がおちて
  髪がぬけて
  父が死んで
  母が死んで
  わが子が死んでも



とりつくろって
とりつくろって

とりつくろって
とりつくろっているうちに

その男の
黒い爪の手は消えていった


 あほくさい修羅


おまえは通りすぎたね
又三郎だろ
しってるよ

かぜとゆききの
風の又三郎だろ
たいへんだったね

花巻から
やくもたつげんぱつの
あほくさい修羅をぬけて

銀河鉄道からタンゴ鉄道へ
裸足のまま乗りかえて
ゆらの川辺の鬼の橋をわたり

こんなところへまできてくれたんだね
おまえひとりで
  (たんごぎゃらくしぃえくすぷれす)
これからどこへゆくのか

にがにがしきなみだをふりはらい
ここは丹後の
ひとさらいの国だけど

かぜにさちあれよ
ひとにさちあれよ
くににさちあれよ

どっどど どどうど
どどうど どどう
鬼も泣いてる