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ハートのワン
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THE ONE OF HEARTS
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| もゆる心臓に、くるすをつき立てている「聖ふらんしすこ・ざびえる像」の画を初めてみたのは、あう゛ぇ海の星、エスコラピオス学園生の頃だったと記憶している。赤い絵のハートのワンは苦しみに難儀する蟹の造形にどこか似ており、なんとも不気味なものであったが、それとひきかへて、流れ文字によって記された「嵯夫羅怒青周呼山別論麼嵯可羅綿都さんふらんしすこさべりよもさからめん との詞」は、まるで散華のように美しくおだやかなものであった。絵を志してよりいくせ過ぐれども、いまだ我の手は貧なるむかしのままである。しかし、その折りにみた花文字と赤い蟹のすぴりつある・どんえすが、今も大いなる意味を以って現れ、煤色の心臓をろうざ薔薇色に染めてゆく。 |
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| ぶだうしゆ の ち のみ もくする マドモアゼル まかい なかなか はいり がたし や
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